2014年6月26日木曜日

より良き平和の家を目指して!


遡ること2年前の3月。「倫理綱領と行動規範を変えよう」といった気運が高まり、人権擁護委員会が、その牽引役を承ることに相成りました。ちなみに現行の倫理綱領と行動規範は、平成8年に作られました。

今、目の前には“スタッフ全員の合意形成”という高くて大きな壁がそそり立っています。これまでスタッフ全員でのグループワークや個別アンケートのほか、委員会作成案を提示して意見を求めたり、時には「ヤル気出そうよ」と発破…いや、気持ちの再確認ですね…をしたことも。長く急な上り坂を喘ぎながら一歩一歩登ってきました(今、何合目でしょう?)。

途中、「改訂の方向性が決まってないよ」と気付いては愕然とし、「普段、縁遠いよね」という意見に頭を抱えたり…。その都度、工程表を示したり普段の引き継ぎに取り入れるなど、工夫してスタッフみんなを巻き込んできました。すると「自分の事と思えるようになった」「身近になった」といった反応が…牽引役としては、とても励みになります。

着手した当初は「そもそも倫理綱領や行動規範って何?」という「きほんの“き”」から改めて話し合いました。その後は「利用者本位や意志決定支援とは?」「利用者さんや親御さん、地域やスタッフから『求められる人材』は?」等々、テーマに応じてスタッフ全員、或いは委員会で検討を重ね、考えをまとめてきました。話し合いでのスタッフ一人ひとりの発言やアンケートの回答からは「平和の家スタッフには『利用者さんの幸せを実現しよう』という“根っこ”が確かにある」と、現行の倫理綱領や行動規範をはじめ、“わたしたちのめざすもの”や“支援の木”といった開所から連綿と続く大切な思いや姿勢が、脈々と受け継がれていることを改めて感じられました。

最後に「『全ての人の安心と幸せ』というテッペン目指して、スタッフ一丸で作り上げよう」。そんな気概を胸に、心機一転、これからも頑張ります。

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