11月中旬、利用者さん数名と付き添いスタッフ数名で沖縄に2泊旅行へ行ってきました。
1日目は朝早くから出発し飛行場へと向かうと、初めての飛行機に緊張される利用者さんもいらっしゃいましたが、機内に乗り込むとウキウキ、ニコニコ、「これから沖縄に行きますよ~」とスタッフが声を掛けると、「沖縄!」と笑顔で答えてくださいました。
到着すると、冬の気配などどこの空、気温26度から28度のまだまだ夏は終わらない沖縄がそこにはありました。早速沖縄の正装であるかりゆしシャツに身を包み、満喫気分で向かったのは、沖縄埠頭から出発するディナークルージング。真っ青な空の後には真っ赤な夕日にキラキラと反射する海の上で、ゆらゆらと居心地の良い揺れの中、美味しい沖縄料理に舌鼓を打ちました。するとミュージシャンの方が出てこられ、沖縄ソングを熱唱されていると、利用者さんも音楽に合わせて手を叩き、旅行初日から沖縄のゆったりとした雰囲気を楽しまれたご様子でした。
2日目はホテルで朝食のビュッフェをいただき、ホテル前の海岸を散歩しました。エメラルドグリーンに広がる海を眺め、東京では見ることのできない景色に、利用者さんも「すご~い」の一言、これぞ沖縄の景色を目一杯楽しみながらゆっくりと散歩をしました。
ホテルを出るとまずは美ら海水族館へと向かっています。水族館では、まるで沖縄の海中を散歩しているような気分になるほどの、きれいな水槽とその中で自由に泳ぐ色とりどりの魚が並び、奥に進むと水族館名物の体長8メートルのジンベイザメや、2メートル以上あるマンタなど大きな魚がたくさん泳ぐ「黒潮の海」水槽は、ギネスブックにも公認されたことがある程の大きな水槽でした。見たこともない海の中の大きな生き物に、利用者さんも口をあんぐりと開け眺めていらっしゃいました。
水族館を後にすれば、次は古宇利島のトケイ浜に向かっています。浜には穴ぼこだらけの不思議な形をした大きな岩がいくつも並び、沖縄ならではのサンゴのかけらがいくつも浜に落ちていました。目の前に広がるただただ綺麗な海、波がうち寄せる白い砂浜。利用者さんの中には、その場に座り込みじっと海を眺め、手の平で砂をなでるようにして味わい深く、楽しまれている方もいらっしゃいました。
3日目は少し早起きして、首里城公園へと向かいました。中に入ると、石田畳が続き、とても広く、園内の建物も見上げるほどの大きさで、中国の雰囲気も感じることができる、荘厳なつくりで、
3日間、沖縄でたくさんの見たこともない景色や体験をさせていただき、その中で、利用者さんの新たな一面を垣間見ることができた旅行となりました。