2015年12月28日月曜日

クリスマス会

151223日にあきる野ルピアにて平和の家クリスマス会を開催しました。
当日は平和の家の利用者さん、スタッフだけでなく、ご家族や関係者の方もお招きして150名近く集まる盛大な会となりました。
 
 利用者のみなさんは朝からワクワクしながらクリスマス会の始まりを楽しみにされている様子でした。素敵な衣装に着替えられるとうれしそうな顔で会場へ向かわれています。
会場の中は、クリスマスのきらびやかな装飾で彩られており、みなさんの気分も一層高まっているようでした。
司会の乾杯の音頭で会が始まり、から揚げやポテト、お寿司やサンドウィッチなどおいしそうな食事を食べながら、楽しいひと時を過ごされた後は、利用者のみなさんによる歌の出し物が始まっています。みなさんで楽器を使いながら、「サンタが町にやってくる」「ジングルベル」の2曲を踊ったり、歌ったりされながら楽しまれていました。2曲の歌の出し物が終わると、ピアノソロできよしこの夜を演奏してくださる入居者の方がいました。事前に緊張されていると言われていましたが、見事に素敵な演奏を披露していました。

次に、家族会のみなさまより「小さな世界」「手のひらに太陽を」の2曲の歌の出し物が行われました。ご家族のみなさまのあたたかな歌声で会場が素敵な雰囲気で包まれていました。
続いてのスタッフの出し物では、トナカイの格好をしたスタッフが掛け声を掛けると、男性2名、女性1名のスタッフがキャンディーズに扮し、「年下の男の子」と「春一番」の2曲を披露しました。一人ひとりのキャッチフレーズを作ったり、途中から今年話題の五郎丸選手に扮したスタッフがでてきて一緒に踊ったりして、見ているみなさんから笑いがおこる場面も見られました。
 最後の出し物はTiny sunさんによる素敵な歌と楽器による演奏でした。Tiny sunさんは、3名の女性グループです。演奏だけでなく、みなさんを楽しませてくれるようなお話しをしながら、会場を盛り上げてくれていました。利用者のみなさんはステージ上へでて、素敵な演奏にあわせて踊ったり、歌ったり、楽器をならしたりしながらとても楽しいひと時を過ごされていました。


会も終わりに近づいたころ、サンタクロースが登場し利用者のみなさんへのプレゼントのサプライズがありました。プレゼントは家族会のみなさまが利用者のみなさん一人ひとりの好みや趣向に合わせたものを選んでくださり、みなさま大変うれしそうなご様子でプレゼントを受け取っておられました。


今年度も利用者のみなさんの笑顔に溢れた盛況の素敵なクリスマス会を開くことができました。これも皆様のご協力があってこその物だと思います。来年度以降もどうぞみなさまのご協力をよろしくお願い申し上げます。




2015年12月22日火曜日

ドリーム・プラン・プロジェクト

 12月12日ドリプラ世界大会を観させていただきました。
プレゼンテーションでは、若い方のみならず年配の方々も熱い想いを語っておられました。「私はこうなりたい」ではなく「私は絶対にこうなる」この気持ちに周りが共感し、仲間や企業が関わっていく姿は素晴らしいの一言です。
私も学生時代の夢を叶えて平和の家で働かせていただきておりますが、これで夢が達成ですか?これで終わりですか?と問いかけられるような想いに駆られました。
勿論終わりではおりません。駆け出しの身ながら出来る限り早く業務を覚えて次なる目標や夢を抱き、利用者様の幸せのために一石を投じることが出来るようにしてゆきたいと感じています。
人を幸せにする為にはまず自分自身が幸せを感じる毎日を過ごしてゆくこと。
そして変わらない志をもってゆくこと。
そうすれば自分や人と向き合う覚悟や、強さがうまれてくるのではないかと思っています。

良い機会をいただき、心より感謝いたします。

2015年12月21日月曜日

7丁目忘年会


7丁目の皆さんと一緒に、旬の野菜や美味しい料理を楽しめる「元気な食卓」にて忘年会を行いました。1年間お疲れ様と、来年も充実した年になりますようにという願いが込められた忘年会!向かう車中の中では、どんな料理が出るのか、この1年どんな年だったかなどの話題で盛り上がっていました。

 元気な食卓に着いてからは、落ち着いたおしゃれな雰囲気の中、次々と出てくるコース料理を皆さん堪能されています。味はもちろんのこと、綺麗に盛り付けされた料理を見ては「わー綺麗!」と歓声がどこからともなく上がっていました。料理が運ばれてくる待ち時間では、アカペラでのカラオケ大会が始まったり、歌に合わせて体を動かしたりと、皆さん楽しまれていました。

今回、体調不良の為、静養が必要な入居者の方もおり、全員集合しての忘年会とならなかったことは、とても残念でしたが、来年は全員集合して忘年会が行えるよう、日々のちょっとした変化にも気にかけて参りたいと思います。
 
 
 

2015年12月17日木曜日

3丁目忘年会


 122日、八王子平和の家に入職させていただいてから初めて3丁目忘年会に参加しました。持病のため急遽帰省され静養されていた
入居者の方も、この日のために一時帰園され、3丁目の皆さんが揃って参加することができました。
 八王子の滝山町にある食堂で行われた忘年会では、テーブルを入居者の方たちとスタッフで一緒に囲み、から揚げにメンチカツ、煮物やおでんなど次々に出てくる食堂ならではの暖かみのある料理を楽しみました。また、今年一年を振り返り、3丁目の皆さんと過ごせたことに改めて感謝しつつ、3丁目ならではの雰囲気の中、穏やかな一時を過ごすことができました。
入居者の方にはおいしい料理をお腹いっぱい味わおうと一心不乱に召し上がる方もいれば、周りの様子を見ながら忘年会の雰囲気を味わっている方、皆さんそれぞれに楽しみ方があり、それぞれが楽しみにしていらした一時なのだと感じることができました。

 一年の終わりに、互いにねぎらいと感謝の意味を込めて「乾杯」と言える、そのような当たり前の大切さに気付かせていただきました。




2015年12月15日火曜日

11月一泊旅行

11/2627日で東京ディズニーランドへ1泊旅行に行ってきました。出発時は小雨が降り、高速道路は渋滞だったのでスタッフは不安だらけの出発でしたが、入居者のみなさんはディズニーに行けることで雨も渋滞も気にならない様子でニコニコと渋滞中も楽しんでいました。ディズニーランドでお昼を食べる予定でしたが、カーナビで到着予定時刻が13時過ぎになっていたので、近くのファミレスにて昼食。ディズニーランドではないもののみなさん好きなもの召し上がってディズニーランドを満喫するためのエネルギーを蓄えました。
お腹も満たし、ディズニーランドに到着すると、思いのほかの寒さで震えながらもパーク入り口で集合写真を撮りました。そんな寒さもアトラクションを楽しんでいるうちに和らいできて、「次に何乗る?何乗る?」とパンフレットを見て、「アリスのティーカップパーティ」のくるくる回る感じや、「イッツアスモールワールド」のゆっくりと流れる乗り物に身を任せ、あたりを見渡しながら楽しんでいたり、「プーさんのハニーハント」はプーさんの絵本等見ながら楽しんでいました。「ビッグサンダーマウンテン」など3種類のジェットコースター系どれも、最後まで笑顔で、「写真の時にピースをしましょう」と声を掛けると落ちながらも上手にピースサインで記念撮影。その後はクリスマスパレード鑑賞し、スタッフに合わせて手を振ったりしていました。ミッキーの家ではミッキーと写真撮影を行い、ミッキーにもハグ・ハイタッチをして嬉しそうにしてました。
夕食時、夕飯をディズニーランド内のレストランで食べる組と夕飯は食べずにアトラクションに乗る組に分かれて別行動をしました。ご飯よりアトラクション!まさにディズニーランドの魅力に取りつかれていました。最後はエレクトリカルパレードを見て、お土産売り場へ。みんな思い思いの品を購入し、ディズニーに後ろ髪を引かれつつホテルに戻りました。ホテルでは慣れないユニットバスで1日の疲れを洗い流し、ベットではディズニーの思い出に浸りながら就寝しました。
2日目はホテルの洋食ブッフェで1日が始まり、みなさん好きな物を自ら取り分けて、おかわりもして2日目も疲れも見せず、楽しむ意気込みを感じさせてくれました。
ホテルチェックアウト後、南房総十字園というところでみかん狩りをしました。みなさん、みかん農園のスタッフの人の説明を真剣に聞かれていました。いざみかん畑に着くと自身でくるくると回して上手にもぎ取り、自身で剥き、召し上がっていた。少し酸味がありましたが、みかんのさわやかな匂いと酸味のある甘みで朝食を食べたとは思えないほど、みんなみかんをたくさん食べていました。みかんに囲まれてとても多くの笑顔がみられ、楽しんでいるようでした。
帰りは渋滞も無く、海ほたるでお昼にしました。海ほたるでは強風の為、写真は撮影出来ますが、スタッフも含めてみんな渋い顔。みなさんにとって名物より好きな物が一番のご馳走ということで、みなさん思い思いのご飯を食べ帰路に着きました。





2015年12月3日木曜日

秋のおとずれ


 紅葉の訪れとともにだんだんと寒くなり、秋から冬へと季節が移り変わる今日この頃。
リサイクル班で小田野中央公園にお散歩に出かけました。

歩きなれた公園も秋の訪れとともに色とりどりの葉っぱが絨毯のように散歩道を飾りつけしてくれていました。

落ち葉に穴をあけ顔などを作って遊ぶと、利用者さんからも「かわいい~」「作りたーい」という声もあがり、みんな、落ち葉拾いに夢中になっていまいした!

2015年11月25日水曜日

ユニット企画

  


 11月も後半に入り寒さも本格化してまいりましたが、皆さまいかがお過ごししでしょうか。
先日のユニット企画では、サロンにて魚釣りならぬサンタ釣りが行われました。サンタの袋の中には一足早いサンタからのお菓子のプレゼントが入っている為、皆さん集中して釣りをされていました。
すぐに釣れる方もいれば、なかなか釣れずに苦戦している方もいましたが、そんな苦戦している方もスタッフがお手伝いする前に、周りの利用者の方が応援してくれたり、釣りやすいように誘導してくれたりと、皆さん一致団結して取り組まれていました。
その横では輪投げも行われており、皆さん順番待ちの列を作って、順番に楽しまれていました。
外は木枯らし吹く寒空でしたが、サロンは熱気に包まれていましたとさ♪



    












新任フォローアップ研修


4月に行った新任研修に引き続く形として、フォローアップ研修に参加させていただきました。

研修では、参加した方々と4月から半年間実際にそれぞれ福祉の現場を体験し、どのように感じ、考えたのか、話し合いました。たった半年間の間でも様々なことを感じており、多くの意見が出ました。そして、その1つひとつに先輩スタッフが意見やアドバイスをして下さいました。

次にグループに別れ、それぞれ司会役、発表役などの役割を決め、事例を元にワークと発表を行いました。各グループでテーマを決め、現状の課題を1つずつ挙げ、なぜその課題が挙がったのかを段階を踏みながら考察していき、その上で課題に対してどのような方法でアプローチするのか、答えを導き出しました。ここで大切なことは答えが何かではなく、どのようにして答えにたどり着いたのかだと感じました。1つの課題に対して色々な角度から検討することで、答えまでの道のりが明確になり、グループ内で共有できるからです。

今回の研修では、これまでを一度振り返りつつ、改めてこれからの働き方を考えられるような研修であったと思います。

2015年11月20日金曜日

内部研修


11月7日に、パーソナルミッションとコミュニケーションをテーマにした内部研修に参加させて頂きました。

チームワークで働く上でコミュニケーションは欠かすことが出来ません。相手に伝えたつもりでも、伝えたかった本意とは異なった捉え方をされてしまう事や、伝わっていない事も度々ありました。どのように言葉にすれば相手に伝わるのか悩むこともありましたが、今回の研修を受けて、人それぞれ価値観や考え方が違うということを改めて認識することができました。理解を求める為には、まずは相手のことを知るということ、その人の価値観を理解した上でのコミュニケーション方法を選択することの大切さを学ぶ事が出来ました。
 
 またパーソナルミッションでは「どんな人へ(対象)」「何を通じて(方法・自分の強み)」「どのようになってもらうか(相手が得られる価値)」「何者なのか(自分のイメージ)」という自分のミッションを明確にしていきました。自分のありたい姿、創りたい未来(ビジョン)を描いていく過程の中で、自分自身の考え方や、自分の強みについて再確認することができました。

 今回の研修で学んだ事、考え出したパーソナルミッションを念頭に置きつつ、日々の仕事を楽しみながら取り組んで行きたいと思います。

 

 

2015年10月28日水曜日

町田福祉園みのり祭バザー販売

10月18日みずき福祉会のお仲間、町田福祉園みのり祭にてバザー販売に行ってきました。毎年参加させていただいているみのり祭、お客様も覚えていてくださっている方が多かったです。
 
さをり織りのストールを毎年買ってくださる方がいらっしゃったり、町田福祉園の利用者さんたちもご自分で好きなものを選んだりしながら楽しんだりされていました。

販売では、ご自分で作った物を販売している方は、自分の名刺をお客様に渡す事ができ、反応をもらえて嬉しそうにされていました。

他の販売メンバーさんたちもお客さんと交流としながらも、出店や催しものを見たりして、お祭を楽しまれていました。


みのり祭は、地域の飲食店や大学のチアリーディングが来ていたり、とてもにぎやかな催しが行われていたり、とても楽しいお祭りでした。チアリーディングの女子大生の皆さんも手作りヘアピンやヘアゴムを買ってくださり、「かわいい」などのお言葉をもらえました。

今後もみのり祭を盛り上げるお手伝いをしながらも、交流を通じて楽しい販売につなげていきたいと思っています。
 
 
                                                                                                                                                                  

2015年10月14日水曜日

体育の日



先日の体育の日に、平和の家ではミニ運動会が開催されました。

チーム対抗で、玉入れ、玉ころがしリレー、フラフープ競争などを行いました。

皆さん一生懸命声を出して応援されていました。
 

結果は引き分けでしたが、皆さん清々しい表情をされていて、気持ち良さそうでした。



























2015年9月15日火曜日

平和の家夏祭り

9月13日に平和の家夏祭が開催されました!

今年のタイトルは「風になれ」です。このテーマには、いろんな人を巻き込みながら、楽しいお祭りにしたい等の想いが込められています。毎年垂れ幕は入居者の皆さんのご協力のもと作成しておりますが、今年も迫力の ある垂れ幕が完成いたしました。

当日は雨の心配もされておりましたが、大きなてるてる坊主の祈りが通じたのか、なんとか天候にも恵まれ、平和の家夏祭りを終えることが出来ました。

ゲストのどりぃむ・ぼっくすさん扮する神出鬼没なピエロに、利用者の皆さんも驚きつつも、目の前で魔法みたいに風船がどんどん形を変えていくのを、嬉しそうに見つめられていました。


風神太鼓さんの力強い太鼓の演奏は思わず息を飲んでしまい、聞き入ってしまいました。

越尾さくらさんのコンサートは、利用者の皆さんも一緒に歌ったり踊ったりと、会場が一体となり盛り上がっておりました。



お忙しい中、来園してくださった関係各所の皆様、保護者の皆様、本当にありがとうございました。
そして、ボランティアに参加していただいた皆様、本当にありがとうございました。ボランティアの皆さんの ご協力があってこそ、毎年夏祭を開催することが出来ています。今後とも、どうぞよろしくお願い致します。

楽しい夏祭りが終わってしまい、寂しそうな表情で片付ける様子を見守る入居者の方もいらっしゃいましたが、多くの笑顔溢れるお祭りとなりました。
         


2015年8月31日月曜日

自閉症カンファレンス


8/2223『自閉症カンファレンスNIPPON2015』へ参加しました。国内最大の自閉症(ASD)支援のための専門会議で、今年は米国ノースカロライナのTEACCHプログラムの現在の最高責任者ローラ・クリンガー准教授と、前ディレクターのゲーリー・メジボフ教授をお迎えし、TEACCHプログラムの研究成果と自閉症の方への支援で大切にするべきこと等についての講義をして頂きました。また、分科会として日本全国から集まったプレゼンターによる施設や学校、ご家庭で取り組まれている実践についての発表もありました。講義や分科会を受けて、「当事者の物の考え方(捉え方)を理解することによってその方の強みを活かし、苦手とすることを補うことが出来る」ということを学びました。私は日々仕事をしている中で「周りに合わせてもらうように」と考えてしまいがちですが、利用者さんが「何に困っているのか」「何を必要としているのか」という視点を大事にして利用者さんが安心した生活を送れるように支援をしていきたいと思いました。

2015年8月28日金曜日

8月 一泊旅行


 8月19日、20日と長野県の霧が峰方面へ一泊旅行に行きました。1日の昼食は有名な「峠の釜飯」に寄り、食事をしました。その後、皆で少し買出しをして宿泊場所に向かいました。今回はログハウスを1棟借りての宿泊だったためか、到着後も各々のんびりとくつろがれていました。夜は皆さんお待ちかねのバーベキュー!皆でお肉や野菜を焼いて、わいわいと楽しみました。




2日目の朝食は手作りピザ!自分たちで生地を伸ばし、具材をのせ、石釜で焼いてもらったものを頂きました。とても貴重な体験ができました。その後、牧場見学と霧が峰高原のドライブに行きました。高原特有の涼しさの中のドライブはとても快適で、車中もまったりした雰囲気が漂っていました。牧場では羊やアルパカを見たり触ったりしました。皆で時間を忘れてゆったりのんびりできた一泊旅行でした。














   



                        








2015年8月7日金曜日

収穫祭



八王子 平和の家さんの写真
猛暑日を更新していた夏の暑い最中、農園班は収穫祭を行いました。

いつも、作業着を来て水遣り・草取り・畑作りなど汗を流しながら頑張って作った野菜たちをメンバーみなさんで堪能しました!
作った野菜たちを販売する時も誇らしげでいい表情のみなさんですが、 やっぱり自分たちの作った野菜たちを食べる時は笑顔が溢れていました。
八王子 平和の家さんの写真
余談ですが、写真を撮りに行った時にはみなさん、お皿がまっさらでお腹いっぱいの充実した表情でした。

2015年7月31日金曜日

第22回べてるまつりin浦河


みなさまは、北海道の浦河という町をご存知でしょうか?帯広空港から車で約2時間のところにあり、太平洋に面していて、襟裳岬まで約50キロ。サラブレッドの育成と日高昆布で有名な人口約13千人の町です。この浦河町に毎年日本全国から人々が押し寄せる2日間があります。それが、昨年22回目を迎えた『べてるまつりin浦河』なのです。「べてるまつり」の「べてる」とは  1984年に設立された北海道浦河町にある精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点の総称として「べてる」と呼ばれています。その活動には、社会福祉法人浦河べてるの家、有限会社福祉ショップべてるなどがあります。このべてるの取り組みとして有名なのが『当事者研究』と呼ばれているものです。この『当事者研究』というのは、自分の抱えている病気や障害の苦労を仲間に話すことで問題を外在化させ、仲間と一緒に見つめ直すことで、困りごとや苦労のサイクルが見えてきて、自分でコントロールできるようになっていくというものなのです。べてるの家には『三度の飯よりミーティング』『弱さを絆に』などちょっとユニークな理念がたくさんありますが、そのなかに、『勝手に治すな自分の病気』というのがあるのです。勝手に治っていくのではなく、みんなで回復していくという時の、その回復には、勝手に治ったのとは違う強さのようなものがあるというのです。べてるの家は今でも毎日何かが起き、問題がいっぱいだそうです。でもそれぞれの苦労も「それで順調!」と受け入れて、笑ってしまう明るさが、べてるの家の今を支えているとも言われています。ゆるりとしていて、でも力強い不思議な空気には何か未知の可能性があるように感じます。みなさんもぜひこの不思議な空気を味わいに、浦河町を訪れてみてください。そして、もし行かれた際には「カフェ ぶらぶら」で「幻聴パフェ」をぜひ召し上がっていただきたいです。

とてもおいしいですよ。

7月 コンサート一泊旅行

 7月の23日、23日に大宮に一泊旅行に行きました1日目は「山内恵介のコンサ-ト」に行きました。最初は観客の多さに利用者のみなさんも驚かれていた様子でしたが、開園して少しすると会場の雰囲気にもだんだん慣れてきて、後半からは口ずさみながらコンサ-トを楽しまれる利用者の方もいらっしゃいました。昼食は、会場付近のホテルで優雅なランチを召し上がられています。夕食は、宿泊先である飯能のホテルでコンサートの余韻に浸りつつ中華バイキングを楽しみました。

 2日目は、「サイボクハム」「川越小江戸」2ヶ所に行きました。

サイボクハムでは施設内を散策して周りました。川越小江戸では、情緒あふれる町並みを歩きながら楽しまれています。昼食は、時計台の近くの和食店でカキフライやメンチカツの定食を召し上がられていました。帰る際に、みなさんお土産を買われていました。

最後にあきる野市にある「みつばちファ-ム」に立ち寄り、
シフォンケ-キやみかんジュ-スを飲んで帰園しました。

  この2日間を通して、普段とは違う利用者の皆さんの笑顔をたくさん見ることができました。みなさんの表情から楽しい一泊旅行だったのではないかと思いました。また次回、このような機会がありました参加させて頂きたいと思います。

ありがとうございました。

2015年7月1日水曜日

勤続10年を迎えて


 八王子平和の家に入職し、10年が経過しました。私は事務スタッフとして、採用して頂きましたが、最初の3ヶ月間は支援スタッフとして働きました。当時の副施設長より「事務をする上で現場を知っておいたほうがいいよ」と。

 初日に1丁目(八王子平和の家では生活場所を“丁目”と呼んでいる)に入らせて頂き、元気よく「おはようございます」と挨拶すると、部屋から出てきた利用者の方にいきなり平手打ちの挨拶。何が起きたのかわからず、しばらく呆然。
お風呂の支援では、多くの利用者の背中を流す機会を得る事ができ、名前を覚える良い練習にもなりましたし、利用者の皆さんの個性の豊かさに毎日が発見の日々。
また、先輩からは様々な事を教えて頂き、「福祉」を少しずつ体で覚えていくような感覚でした。毎日ほんの少しずつですが、私という存在を認めて頂き、挨拶を交わしたり、お願いごとを依頼されようになりました。初日に私を平手打ちした利用者の方からは、朝丁目支援に入ると「コーヒーカード」を渡されるようになりました。私をスタッフとして認めて頂いたのだと思い、嬉しく思ったのを今でも思い出されます。おそらく初日は新しいスタッフが来るので不安だったのではないかと。

 3ヵ月後、事務配属となり、約10年間会計業務を中心に仕事をさせて頂いております。会計以外にも、防火管理者や安全運転管理者、20周年記念式典等やらせて頂き、現在に至っております。

ある時、法人役員の方から「伊勢谷君が考える事務からみる福祉とは何ですか。」と聞かれ、返答に戸惑った事がありました。あらためて考えると、「事務からみる福祉」「現場からみる福祉」も見方は違うと思いますが、目的は同じだと思います。私はその目的が、利用者自身が「幸せ」だと感じる事だと考えます。一人ひとり幸せの捉え方は違うと思いますが、「私の事を真剣に考えてくれるスタッフがいる」と感じるかどうかではないかと思います。今年の八王子平和の家のスローガンは「いま、わたしにできること」です。今私にできることを一生懸命やっていこうと思います。みずき福祉会の理念が少しでも社会に広がればと思います。